10月2日から10月4日の今日まで、福島県いわき市の方まで音響国内研修旅行に行ってきました!
福島が津波で被災されたということもあって福島に行きました。
さて、今回の研修で一番大きく感じられたことだけを書きます。
今回行った場所は、いわき芸術文化交流館アリオスです。
ここは音響的に日本一、もしかしたら世界一のホールかもしれないというものすごい設備が整ったホールです!
それもそのはず、音響界のカリスマと呼ばれる「岡田辰夫」さんの設計も入ったホールだからです。
岡田辰夫さんとは名刺交換もさせていただきました!
そこで少し、岡田さんについてボクから紹介させてもらいます。
1988年 美空ひばり「不死鳥コンサート」PAオペレート担当。
1988年 日本レコード大賞 終了テロップにフルネームで紹介される。 などなど
さすが!と言わんばかりのことをしています。
さあ、ここからは見学したアリオスのことを自分なりに紹介していきたいと思います。
○大ホール

ここのキャパは約1700程度で、客席の間がまっすぐではなくΣの形をしたようになってます。
この客席の形には意味があって、客席の間をまっすぐにしてしまうと”音”がまっすぐ抜けてしまい無駄になってしまうようです。
ちなみに大ホールの椅子、一つ35万円もするらしいです!
音響的にほとんど影響しない材質で作られているそうです。
次に、このホールのNC値がNC-15以下ということです。
普通の声で客席の20~30列目でステージにいる人と会話できるくらい静かです!
※NC値についてはこちらをご覧ください→
http://www.bouon-taisaku.com/NC-chii.html○舞台袖モニター設備

ここではホール内だけじゃなく、ホール外、さらにアリオス全体に配置されている監視カメラをモニタリングすることができるところです。
これが大ホールの舞台袖の両サイドに設備されているんですが、これがあると両サイドでのコミュニケーションが取れやすく、作業がしやすいそうです。
○パッチ盤

舞台袖にあります。
パッチ盤の大きさも特大サイズだし、さらにはここに小さいデジタルミキサーも設備されています。
(よく見てなかったんですが、形的にたぶんYAMAHAのO1V96だったと思う!)
○ミキサー

大ホールのデジタルミキサーです。
どこ製のものか聞いていなかったので詳しいことはわからないです(汗)
○中ホール

キャパは約700程度。
入ってすぐ、トラスが目に入り特徴的でした。
音響設備などは大ホールとほとんど変わらないそうです。
ここにはこのムービングライトが16台くらいぶらさげてあり唖然としました!

このムービングライトで自分たちをあてるとこんな感じ!

とてもシャープに影が見えます! きれいです!
○小ホール

キャパは約200程度。
ここはアマチュアバンドやJAZZなどをやるのに最適な大きさです。
ここも音響設備的に大ホール、中ホールと変わらないそうです。
照明の説明を上記でしていなかったですが、照明は大、中、小、回路的に24+12で36回路だそうです。
ちなみに写真左側に見える方が岡田さんです。
まだまだ説明し足りない部分がたくさんですが、ブログで書くには時間もかかるし、足りないと思うのでここまでにしておきます。
いわき芸術文化交流館アリオスの音響チーフであり、音響界のカリスマでもある岡田さん、本当にありがとうございました!